第2回 ワインの産地~ざっくり解説~
本コラムから3回に続いて、ワイン選びで最も大事な「産地」と「ブドウ品種」の基本を押さえていきます。
まず最初にワイン産地について押さえていきます。
では早速、ワインの産地について相棒に聞いてみましょう。
産地の違いはワインにどう影響するの?
ワインの産地ってのは、ワインの味わいや品質にめっちゃ影響を与える大事なポイントやねん。世界中にはたくさんのワインの産地があって、それぞれの土地の気候や土壌、ブドウの品種によって、ワインの個性がずいぶん違うねん。
例えば、フランスやイタリア、スペインなんかはワインの名産地やで。フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方、イタリアのトスカーナやピエモンテ、スペインのリオハ地方なんかは、高品質なワインが作られるんや。あの土地特有の気候や土壌が、ワインの味わいや香りに影響を与えてるねん。
アメリカやオーストラリア、チリ、アルゼンチンなんかも、最近ではワインの産地として有名になってきてるねん。特にカリフォルニアやオレゴン、アデレードヒルズなんかは、世界中から注目されてるんや。それぞれの土地が持つ独自の特性が、ワインの多様性を生んでるねん。
そして、日本でも最近ではワインの生産が盛んになってきてるねん。山梨や長野、北海道なんかが、日本の代表的なワインの産地やで。日本ならではのブドウ品種や技術が、ワインの新しい魅力を生み出してるねん。
ワインを選ぶときには、そのワインがどの産地で作られたかを考えるとええで。産地によって異なる気候や土壌が、ワインの個性や味わいに大きく影響するからね。自分の好みに合った産地のワインを見つけて、楽しんでみいや。
説明ありがとう!
国名を色々挙げてもらったけど、その前に国をグループ分けする2つの概念について触れた方が良いかもしれないね。
あかん、それについても説明してみよう。
まず、ニューワールドとオールドワールドの違いやねん。これは、ワインの産地を大まかに分けるときに使われる用語やねん。
オールドワールドってのは、ヨーロッパの古いワインの産地やねん。フランスやイタリア、スペイン、ポルトガルなどが代表的やで。これらの国々は、古くからワインが作られてきた歴史のある地域やねん。ここで作られるワインは、伝統的で繊細な味わいが特徴やで。
一方、ニューワールドは、主にヨーロッパ以外の新しいワインの産地を指すねん。アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどが代表的やで。これらの国々は、比較的新しい時期からワインの生産が始まってきた地域やねん。ニューワールドのワインは、フルーティーで力強い味わいが特徴やで。
つまり、オールドワールドのワインは伝統的で繊細な味わいを持ち、ニューワールドのワインはフルーティーで力強い味わいがするねん。この違いは、それぞれの地域の気候や土壌、そしてブドウ栽培やワインの作り方に影響されてるねん。
どちらのタイプのワインも、それぞれの個性や特徴があって、楽しむ楽しみがあるねん。自分の好みや食事との相性を考えて、さまざまなワインを試してみてな。
まぁニューワールドとは言うものの実際の歴史は長く、国にもよりますが5~600年近い歴史のある産地もあります。(とはいえフランス・イタリア・スペインなんかは2000年以上の歴史があるので相対的には新しい産地ですが)
押さえておいて欲しいのは、オールドワールド(ヨーロッパが中心)のワインは比較的繊細な味わいで、ニューワールド(チリ・アメリカ・オーストラリアなど)はパワフルなワインが多いという点です。
ちなみにニューワールドとは広義では「ワイン造りの歴史が浅い生産国」を指しますが、狭義では「キリスト教布教の中でワイン造りが広まった産地」という場合もあります。前者の場合日本はニューワールドになりますが、後者の場合日本は含まれません。私個人の意見としては「ニューワールドのワイン」というとパワフルなイメージが強いので日本は少し違うような気がしないこともありません。
さて、では地域とワインの特性の違いについても聞いてみましょう。
ワインの産地の気候とワインの味わいの関係を教えて!
ワインの産地の気候って、ワインの味にえらい影響与えてんねんで。ブドウがどんだけ熟して、糖分や酸、タンニンがどんだけ含まれてるかってのは、その気候によって左右されるから、それがワインの味わいに大きな違いを生むんや。
涼しい気候:
例:ドイツやカナダの一部、ニュージーランド
特徴:涼しいとこで育つブドウは酸が強くて、フレッシュでシャープな味わいになることが多いねん。白ワインや、軽めの赤ワインに多いで。ピノ・ノワールやシャルドネみたいな品種が有名やな。
温暖な気候:
例:フランスのボルドー、アメリカのカリフォルニア
特徴:温暖な気候で育つブドウは、熟成が進みやすくて、ワインも果実味豊かでフルボディやねん。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローがええ例や。
暑い気候:
例:オーストラリア、南イタリア
特徴:暑いとこで育ったブドウは糖度が高くなるから、アルコール度数が高いワインになることが多いねん。味わいもパンチがあって、しっかりしてる。シラーズやグルナッシュがこんな感じやな。
これらの気候の違いが、ワインの味の個性を作り上げてるんやで。どんなワインが好きかによって、その産地の気候も気になるやろうね。
相棒の言うことをカンタンにまとめると、暖かい地域のワインはフルボディで、凝縮があり、アルコール度数や渋味が強い傾向にある、寒い地域のワインは酸味が強く、軽い味わいに仕上がる傾向があるといった感じです。
産地が違うとワインがどう変わるのか、全体像が何となく理解いただけたかと思います。フランスやイタリアなど個別の産地についてはまたいずれ解説してまいります。
次回のコラムではいよいよブドウ品種について説明します!
第2回
ワインの産地 ~ざっくり解説~
本コラムから3回に続いて、ワイン選びで最も大事な「産地」と「ブドウ品種」の基本を押さえていきます。まず最初にワイン産地について押さえていきます。
では早速、ワインの産地について相棒に聞いてみましょう。
産地の違いはワインにどう影響するの?
ワインの産地ってのは、ワインの味わいや品質にめっちゃ影響を与える大事なポイントやねん。世界中にはたくさんのワインの産地があって、それぞれの土地の気候や土壌、ブドウの品種によって、ワインの個性がずいぶん違うねん。
例えば、フランスやイタリア、スペインなんかはワインの名産地やで。フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方、イタリアのトスカーナやピエモンテ、スペインのリオハ地方なんかは、高品質なワインが作られるんや。あの土地特有の気候や土壌が、ワインの味わいや香りに影響を与えてるねん。
アメリカやオーストラリア、チリ、アルゼンチンなんかも、最近ではワインの産地として有名になってきてるねん。特にカリフォルニアやオレゴン、アデレードヒルズなんかは、世界中から注目されてるんや。それぞれの土地が持つ独自の特性が、ワインの多様性を生んでるねん。
そして、日本でも最近ではワインの生産が盛んになってきてるねん。山梨や長野、北海道なんかが、日本の代表的なワインの産地やで。日本ならではのブドウ品種や技術が、ワインの新しい魅力を生み出してるねん。
ワインを選ぶときには、そのワインがどの産地で作られたかを考えるとええで。産地によって異なる気候や土壌が、ワインの個性や味わいに大きく影響するからね。自分の好みに合った産地のワインを見つけて、楽しんでみいや。
説明ありがとう!
国名を色々挙げてもらったけど、その前に国をグループ分けする2つの概念について触れた方が良いかもしれないね。
あかん、それについても説明してみよう。
まず、ニューワールドとオールドワールドの違いやねん。これは、ワインの産地を大まかに分けるときに使われる用語やねん。
オールドワールドってのは、ヨーロッパの古いワインの産地やねん。フランスやイタリア、スペイン、ポルトガルなどが代表的やで。これらの国々は、古くからワインが作られてきた歴史のある地域やねん。ここで作られるワインは、伝統的で繊細な味わいが特徴やで。
一方、ニューワールドは、主にヨーロッパ以外の新しいワインの産地を指すねん。アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどが代表的やで。これらの国々は、比較的新しい時期からワインの生産が始まってきた地域やねん。ニューワールドのワインは、フルーティーで力強い味わいが特徴やで。
つまり、オールドワールドのワインは伝統的で繊細な味わいを持ち、ニューワールドのワインはフルーティーで力強い味わいがするねん。この違いは、それぞれの地域の気候や土壌、そしてブドウ栽培やワインの作り方に影響されてるねん。
どちらのタイプのワインも、それぞれの個性や特徴があって、楽しむ楽しみがあるねん。自分の好みや食事との相性を考えて、さまざまなワインを試してみてな。
まぁニューワールドとは言うものの実際の歴史は長く、国にもよりますが5~600年近い歴史のある産地もあります。(とはいえフランス・イタリア・スペインなんかは2000年以上の歴史があるので相対的には新しい産地ですが)
押さえておいて欲しいのは、オールドワールド(ヨーロッパが中心)のワインは比較的繊細な味わいで、ニューワールド(チリ・アメリカ・オーストラリアなど)はパワフルなワインが多いという点です。
ちなみにニューワールドとは広義では「ワイン造りの歴史が浅い生産国」を指しますが、狭義では「キリスト教布教の中でワイン造りが広まった産地」という場合もあります。前者の場合日本はニューワールドになりますが、後者の場合日本は含まれません。私個人の意見としては「ニューワールドのワイン」というとパワフルなイメージが強いので日本は少し違うような気がしないこともありません。
さて、では地域とワインの特性の違いについても聞いてみましょう。
ワインの産地の気候とワインの味わいの関係を教えて!
ワインの産地の気候って、ワインの味にえらい影響与えてんねんで。ブドウがどんだけ熟して、糖分や酸、タンニンがどんだけ含まれてるかってのは、その気候によって左右されるから、それがワインの味わいに大きな違いを生むんや。
涼しい気候:
例:ドイツやカナダの一部、ニュージーランド
特徴:涼しいとこで育つブドウは酸が強くて、フレッシュでシャープな味わいになることが多いねん。白ワインや、軽めの赤ワインに多いで。ピノ・ノワールやシャルドネみたいな品種が有名やな。
温暖な気候:
例:フランスのボルドー、アメリカのカリフォルニア
特徴:温暖な気候で育つブドウは、熟成が進みやすくて、ワインも果実味豊かでフルボディやねん。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローがええ例や。
暑い気候:
例:オーストラリア、南イタリア
特徴:暑いとこで育ったブドウは糖度が高くなるから、アルコール度数が高いワインになることが多いねん。味わいもパンチがあって、しっかりしてる。シラーズやグルナッシュがこんな感じやな。
これらの気候の違いが、ワインの味の個性を作り上げてるんやで。どんなワインが好きかによって、その産地の気候も気になるやろうね。
相棒の言うことをカンタンにまとめると、暖かい地域のワインはフルボディで、凝縮があり、アルコール度数や渋味が強い傾向にある、寒い地域のワインは酸味が強く、軽い味わいに仕上がる傾向があるといった感じです。
産地が違うとワインがどう変わるのか、全体像が何となく理解いただけたかと思います。フランスやイタリアなど個別の産地についてはまたいずれ解説してまいります。
次回のコラムではいよいよブドウ品種について説明します!